”風船乗りたちの夢”−5−
雪国、小千谷市小粟田原で最初の「風船一揆」が開催されたのは
1977年(昭和52年)3月のことでした

開催地小千谷市のあたたかいご支援と多くの気球クラブの協力により、
その規模は拡大し新潟の冬を彩る代表的な行事にまで成長しました

そして2000年(平成12年)2月には第24回を数えるまでになりました

1998年第2回

忘れられない光景があります
始まって間もないころ、小粟田原に
幾条ものムシロ旗がひるがえりました

それらには黒々と「風船一揆」と大書してあり、
若者らしい気負いと、夢をつかみ取った
喜びと誇らしさに満ちあふれ・・・
雪原の風にたなびいていました

 

懐かしいバルーンネームがいっぱいあります
このころは「春分の日」をはさんで開催されていました
まさに越後に春を告げる雪国の風物詩でした
熱気球達はモノトーンの冬景色を色鮮やかなファンタジーの世界に変えていきます
毎年9月には稲刈りの終わった越後平野を飛ぶ
「風船一揆 秋の陣」も開催されるようになりました